黒豆を煮る時には水分を多くする必要があります。それは、黒豆を上手に煮るコツでもあるからです。
そうすると必然的に黒豆の煮汁の残りが多くなりますが、残り汁を捨てるのは間違いです。
煮物や鍋物もそうですが、煮汁の余りには具材からの多くの栄養素が溶け出しています。
黒豆の煮汁は、飲むと喉や咳にいいのでしょうか?再利用でどんなリメイク料理が出来るのでしょうか?
相撲取りのちゃんこ料理でよく聞く話があります。
一般的には相撲取りのちゃんこは、番付の上位の所謂関取から順番に食べていきます。
すると、最後の方にはほとんど具がなくなってしまいます。
一番若い(もしくは番付が下)の人は、残りの汁にご飯を浸して何倍も食べて体を作っています。
特に相撲部屋のちゃんこ鍋は、大量に作りますので多くの栄養が残っており体作りがキチンと出来るのだと言われています。
これと同じ事が黒豆の残り汁にも言えます。
黒豆の煮汁の残りには栄養がある?
黒豆の煮汁の残りには栄養があるのでしょうか?
サポニンという栄養素は、興味深い事に煮汁にした方が濃厚に取れます。
また、黒豆のまま食べると大半が食物繊維と一緒に排泄されてしまうアントシアニンも、煮出すことで効率良く吸収することが出来ます。
黒大豆の煮汁は、すばやく血液に入り成分吸収率が良いので、黒豆を食べるよりも血圧を下げたり血流を良くしたりする効果も期待。
なお、サポニンやアントシアニンの健康効果を残さず摂取するのであれば、黒豆の煮汁のあく(灰汁)は取らずに一緒にかき混ぜます。
また、炎症を抑える働きがある不飽和脂肪酸や腫れをとるビタミンB1なども豊富に含まれています。
更に、アントシアニン(ポリフェノールの一種)などの成分も多く含くまれています。
このように、黒豆の残り汁には、非常に多くの栄養素が含まれておりいます。
黒豆の煮汁の残りを飲むと喉や咳にいいのですか?
黒豆の煮汁に含まれているサポニンは、喉の粘膜を潤す効果があります。
アントシアニン(ポリフェノールの一種)は、のどの痛みや喘息をおさえて痰を切る作用があります。咳にも効果的です。
「千切りしょうがを加えて煮たものを、乾燥しすぎて喉の具合の悪い時に飲んでいます。」という人も結構います。
成分がハッキリ分かっていない昔から、喉が乾燥していたり詰まったりしていたりすると黒豆の煮汁を薄めて飲んでいる人はいました。
先人達の知恵で今も語り継がれる話には間違っている物はほとんどありません。
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黒豆の煮汁の残りを飲む?他には何に利用出来る?
黒豆の煮汁の残りは、飲むことや料理などに利用や活用出来るのでしょうか?
シンプルにそのまま黒豆の煮汁をお湯で薄めて飲むという方法もあります。
夜に黒豆の煮汁をお湯で割って飲むと、体が温かくなってリラックスして就寝出来ます。
コーヒーや紅茶やハーブティーなどに砂糖代わりに入れて飲む事も出来ます。
尚、保存期間が砂糖を入れていない場合は短くなりますので、2、3日中に飲まないのであれば冷凍したした方がいいかもしれません。
黒豆の煮汁だけを清潔にしたペットボトルや瓶に別に保存する方法もあります。
黒豆を多く炊く場合には、煮汁ごと黒豆を厚手の袋などに小分けをして空気をきちんと抜いて冷凍しておくといいでしょう。
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なお、常温で解凍した後に弱火で温め直す事で、ほぼ元の状態にに戻ります。
また、煮汁を飲む以外に使う場合の一般例は以下の通りです。
炒め物やお菓子などに入れます。
ヨーグルトやアイスクリームに掛けて食べます。
かぼちゃの煮物やきんぴらごぼうゴやパンケーキなどに入れます。
黒豆とひじき煮や昆布と厚揚げ煮などに使用します。
角煮や手羽の甘煮やすき焼きなど肉系の煮物にも入れています。
黒豆の煮汁の残り(残り汁)の栄養 まとめ
黒豆を煮る時には水分を多くする必要があります。
それは、黒豆を上手に煮るコツでもあるからです。
煮汁の余りには、一般的に材料の栄養素が溶け出している物が多くあります。
黒豆の煮汁の残りには、健康や美容の為に有効な栄養素も。
それは、時として黒豆自体を食べる以上に効果がある事もあります。
黒豆は、それ自体もかなりの栄養素含んでいる健康にいい食材の一つに挙げられます。
残り汁も一緒に体に取り入れていく事をおすすめします。
煮汁は、他の料理などに再利用(リメイク)することも可能。