最近の旅行は、キャリーケースやスーツケースを使う人が圧倒的に多くなりました。
何分コロコロと引っ張ていけばいいので移動も楽ではあります。
しかし、スーツケースやキャリーケースのパッキングには注意が必要です。
スーツケースの中の荷物が移動したり壊れたりしないような入れ方や詰め方をしなければなりません。
何も考えずにパッキングをしてしまいますと、特に移動に飛行機を使用した場合に酷い事になってしまうケースもあります。
この記事では、スーツケースの基本的なパッキングのコツについて解説します。
Contents
スーツケースのパッキングのコツは!
スーツケースのパッキングの基本的でもあり最も重要なポイントは、中の荷物が偏らない事と壊れない事になります。
特に割れ物や水分を含んだ物や電気製品などには、特に注意が必要です。
先ず説明上、スーツケースをのハンドルのある方を1番(写真上側)、キャスターのある方を2番(写真下側)とします。
そして、スーツケースを開いた時に(上下に移動して)引っ張るハンドルのある面をB(写真右側)、ない面(フタ)をA(写真左側)とします。
重い物や硬い物は、B-2(右下)に入れます。
単純な理由ですが、AとBではAの面が本体側になり頑丈な作りになっています。
そして、重い物や硬い物が下にある方が安定します。もしもこれらが逆になると反対側の荷物がつぶれてしまいます。
そしてB(右側)の面の写真を注意深く見てみると理解出来ると思いますが、上下移動(収納)出来るハンドルの通り道の部分が凹んでいます。
これ自体は、どうすることも出来ませんのでこの部分のへこみを小物などでうまく埋める必要があります。
もしも、この部分にピタッと収まる硬い物があれば安定します。(特にB-2の部分)
埋める事が出来なければ、柔らかい物やタオルや洋服などを先に少し敷き詰めていきます。
このようにして、先ずBの面を平らにする事からスタートします。
荷物の入れ方と詰め方は次の章で書きますが、荷物を詰めた後はしっかりとバツ印に固定します。しっかり締めれば締めるほど安定します。(AB両面に通常はありますが、写真ではBにハッキリ写っています。)
スーツケースの荷物の入れ方と詰め方のコツは!
スーツケースへの洋服の入れ方と詰め方のコツは?
B面をほぼ平らにしたら、B-1にやや軽めの洋服をこれも平らになるように詰めていきます。
この服の入れ方には、人によっておすすめの方法が違います。
クルクル巻きにする方法を推奨している人が、結構います。時には、この中に割れ物のような繊細な物を入れて(勿論袋などに入れてから)服をクッション代わりにする方法。
そして、それらの服を隙間がなくスーツケースに詰めていくというやり方です。
この方法の特徴は、しわになりにくいメリットがあります。しかし、かさばってしまうデメリットもあります。
くるくる巻きの方法の対極にあるのが、圧縮袋を利用した方法です。旅行用の圧縮袋を使うと本当にコンパクトになりますが、場合によってはしわになってしまいます。
旅行用の圧縮袋は各サイズ揃っていますので、サイズを上手く調整するとこちらもほぼ隙間なくスーツケースに詰め込む事は可能です。
どちらが良いかは、荷物の量と洋服の種類によって異なります。圧縮しなくても余裕でパッキングが出来てしまう場合は敢えて圧縮する必要はありません。
しかし、この場合にも帰りには荷物が多くなるのは目に見えていますので、帰りには洗濯物(使用済み)を圧縮袋に入れて持ち帰った方が良いと思います。
Aー2には、やや重めの衣料品を詰めていきます。そしてAー1には軽めの衣料品を詰めていきます。(詳しくは下の表をご覧下さい。)
複数分の荷物を1つのスーツケースに分けて入れる場合には、少ない人(男性)の洋服をA面に詰めていきます。
他の物のスーツケースへの荷物の入れ方と詰め方のコツは?
A-1 軽い物 Tシャツやジャケットなど 軽くて直ぐに必要な洋服や雑貨 | B-1 やや軽い物 セーターや下着やハンカチなど 小物類(直ぐに取り出したい物) |
A-2 やや重い物 B-1よりは重い衣料品 (ジーンズやデニムなど) | B-2 重い物 靴や本や洗面道具 電気シェーバー 目覚まし時計 (ミネラルウォーター) |
ホテルについてから必要になるタイプの物は、例えばB-2の部分でも最初にスーツケースに詰め込んでその上に先に必要になる類いの物を重ねていくと良いでしょう。
スーツケースの中を引っ掻き回さなくても済みます。
一番上には、スーツケースの種類によっては違いますが、メッシュポケット付きの仕切りがあります。
この部分に直ぐ使う物を同じ高さになるように入れていきます。(特に真ん中の部分は力が加わる為に膨らまないようします。)
まとめ
スーツケースで旅行する場合は道中が楽ですが、その分ピッキング方法が重要になります。
基本的には重い物を下にして、ハンドルが付いている側に比較的重い物を詰めていく事になります。
しっかりと、中の荷物を締めて固定する事が大事です。
帰りの荷物の事も考慮に入れてピッキングしたいものです。