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黒豆と大豆の違い!種類や栄養や効能は?おせちに入っている理由とは?

おせち料理に欠かせないアイテムに黒豆煮があります。

この黒豆ですが、年末になると毎年大きな粒の種類が店頭に。

この大きな黒豆は、通常の黒豆よりもかなり価格が高いのですが良く売れているようです。

これらの大粒の黒豆は出来上がりが通常タイプよりも桁違いに大きくなります。

時期的にも価格的にもまるでおせち料理にピッタリです。

一般的にお正月には、1年の初めという事もあり価格の高い物が好まれる傾向が。

例えば、年中売られている蒲鉾なども、通常よりもかなり高い物しか店頭に並ばなくなります。

なお、黒豆には、人の健康への手助けになる様々な効能があります

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黒豆は大豆と何が違いますか?代表的な種類は?

黒豆は大豆と何が違うのでしょうか?

枝豆と大豆が同品種で収穫時期が違うだけという事を知っていましたか?

そうなんです、枝豆を収穫せずに放置しておくと大豆になるのです。

これと同じ原理で、黒豆と大豆は同じ大豆の仲間です。品種が違うだけなのです。

緑の枝豆と黒い枝豆は品種の違いだけですが、黒い枝豆の方が粒が少し大きくなります。

皮に色素を含む為に外見が黒色になっています。栄養成分的は、通常の大豆とあまり変わりません。

黒豆の代表的な種類は、以下の通りです。

丹波黒(たんばぐろ)(兵庫県、岡山県、京都府、滋賀県など)極大に分類される大粒。食感はやわらかく粘りがあり、独特の甘みを持つことから煮豆に使用される。栽培期間が長く大量生産には向いていない。

光黒(ひかりぐろ)(北海道)表面に光沢があることから光黒と呼ばれる大粒。糖が多く煮豆や豆腐や菓子材料として使用される。

雁喰(がんくい)(東北地方)扁平で表面に小さな窪みがあり、この窪みが鳥の雁が食べた跡に似ていることからユニークな名称で呼ばれるようなる。黒平豆と呼ばれることもある。とても甘く深みのある味が特徴で、年越しや正月などの祝い事の際に煮豆などに使用される。

玉大黒(たまだいこく)(長野県、北関東、北陸地方)丹波黒に東山140号を交配して育成された品種。粒形は球状で極大粒に分類される。丹波黒との相違点は、早熟の早生種でありウイルス病に対する抵抗性が強いこと。上品な甘さから煮豆に使用される。

大粒で有名な丹波豆は、生産地域は兵庫県篠山市周辺や京都府京丹波町周辺の山間にあります。この地域は、成長時期である夏場に昼夜の寒暖差が大きく霧も多く発生し夕立などで雨量も適度にあります。

その風土と肥えた土壌により良質の黒豆ができる環境にあるとされています。

黒豆の中生種では10月上旬から11月上旬、晩生種では11月中旬から12月上旬に収穫されます

収穫期間も短く数も多く出来ない為に価格も高くなります。

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黒豆の栄養や効能は?

黒豆の栄養

黒豆の栄養素や成分は以下の通りです。

イソフラボン、アントシアニン、レシチン、ビタミンE

大豆オリゴ糖、カリウム、 葉酸、鉄分、カルシウム

大豆サポニン、不溶性食物繊維

黒豆の効能

イソフラボンには、コラーゲン、ヒアルロン酸の生成を助ける効果があります。

アントシアニンビタミンEには、細胞の酸化を抑えてくれる効果もあり、動脈硬化の予防にも。

レシチンも、善玉コレステロールを増やす働きがあり、動脈硬化の予防に期待ができます。

大豆サポニンは、腸内での栄養の吸収速度を遅らせて、腹持ちをよくする効果も。

また、不溶性食物繊維は、腸内で水分を含んで膨張し食欲を抑える働きがあります。そして、便秘が原因の肌荒れの改善にも効果があります。

さらに、生活習慣病の原因になる動脈硬化、高血圧、糖尿病などの予防にも期待。

黒豆の栄養を効率的に取ってより多くの効果を得る為には、自分で自分の体に合った味付けなり炊き方をする事をお勧めします。

関連記事:黒豆の簡単な作り方で戻し方は?煮方は?黒くふっくらするコツは?

黒豆を煮る際に、水分を多めにして甘さを控えめにするなどして煮汁も摂取すると良いでしょう。というのも、煮汁には黒豆の栄養素が溶け出しているからです。

関連記事:黒豆の煮汁の残りには栄養がある?飲むと喉にいい?他にどう使う?

黒豆がおせちに入っている理由とは?

昔の人にとって黒豆は大事な意味を持っていました。黒という色が、邪気を払う色で邪気払いとして黒豆をおせちに使っています。

豆(まめ)に働き健康的に暮らせるようにとの願いを込め、おせちに黒豆が選ばれるようになったとされています。語呂合わせです。

もちろん煮物にすれば長期保存ができます。そして、何よりも多くの栄養素が含まれており、健康的である事もおせち料理に使われている重要な意味に。

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まとめ

黒豆は、一般的な大豆に比べて収穫量が少なく大豆よりも高価です。

特に、大粒の丹波産黒豆は希少価値があります。

最近では健康面への貢献が注目されて、大きな黒豆は年間商品にも。

そして、黒豆は、付加価値材料として様々な商品にも使われいます。

ですから、黒豆を煮る事は、今ではおせち料理の為だけではなくなりました。

健康に気を付ける人の手助けになっています。

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