年末年始

年末調整の還付金が少ない!去年より減った理由や原因とは!

 

 

年末調整の還付金を年末や年始に給与と一緒に貰ったり還付金自体を単独で貰った場合に少し疑問に思う事がありませんか?

今年は、例年よりも年末調整還付金が少ない又は去年よりも減ったのではないのかという事です。

 

どうしてこのように感じるかというと、毎年貰える還付金を覚えている人が多いからだと思います。ボーナス以外の臨時収入(厳密には収入ではありませんが。)と考えられています。

という事は、例年位の金額の還付金が貰えて当たり前位の感覚に陥っています。

しかし、現実にはそうとも限りません。増える年もあれば減る年もあれば、滅多にありませんが追徴課税をされる可能性もあります。

 

今回の記事では特に疑問に思われる人の多い題材である、年末調整の還付金が少ない理由や去年より減った原因についてのみ書いていきます。

年末調整の還付金の全般的な簡単な説明は、別の記事に書いてありますのでそちらを参照して下さい。

関連記事:年末調整の還付金の多い少ないの違いは?いつ戻ってくるの?

 

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年末調整の還付金が少ない理由や原因とは!

例年と給与や扶養家族や保険などに何も変化がなかったケース

年末調整の還付金が少ない根本的な理由を年末調整の本来の意味から考えると、前もって毎月源泉徴収されていた税金の徴収額との実際の徴収税額との誤差が少なかったのが理由です。

理論的には理解出来ますが、感情的にはどうも引っ掛かる点もあります。

気になる点がある人は、今年の源泉徴収票に記載された源泉徴収税額欄の数字をチェックして下さい。所得から算出された確定所得税額と源泉徴収税額の差が還付金になっている筈です。

万が一計算が違っている場合には、年末調整の還付金が少ない原因は計算ミスと考えられますので年末調整の再調整を依頼して下さい。

関連記事:年末調整の還付金が追加徴収や戻って来ない理由とは!計算ミス?

 

更に気になる人は、例年の源泉徴収票に記載された源泉徴収税額自体を見比べる事をおすすめします。恐らくは、例年の源泉徴収税額よりも少なく徴収されていると思われます。

何らかの税制改正がなければ、今回の条件において支払う税金の総額には変化がありません。

予め予想される控除を想定した源泉徴収がされていた可能性もあります。年末調整として本来は良い事ですが、還付金から見ると損をした気分になってしまいがちではあります。

(決して損をしている訳ではありません。)

 

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年末調整の還付金が去年より減った理由や原因とは!

例年と給与や扶養家族や保険などに何か変化があったケース

例年と給与や扶養家族や保険などに何か変化があったケースは、当然ですが税金の総額が変わる為に年末調整の還付金も変化します。

年末調整の還付金が少ない或いは昨年よりも減った理由や原因は、控除の対象や項目の減少が原因として考えられます。

去年に例年より年末調整の還付金が増えた場合

昨年に結婚したり子供が誕生したりして扶養家族が増えた場合には、年末調整の還付金は多くなっています。

しかし、これは昨年に限った話で今年は最初から扶養家族として控除されています。ですから、去年よりも年末調整の還付金自体は減ります。

1年の途中で扶養家族の減少があった場合

子供の就職やアルバイトなどの副業収入の増加で扶養家族の対象から除外されると、年末調整の還付金は昨年よりも減ります。

これは、配偶者控除にも当てはまります。配偶者自体の減少や配偶者特別控除以上の収入を得て扶養家族の対象から除外されるケースです。

その他の控除の減少があった場合

控除の数や額の減少があった場合にも、年末調整の還付金が減った理由や原因になります。

生命保険控除や地震保険料控除や小規模企業共済等掛金控除や住宅ローン控除などが一般的ではないかと思います。

上記の保険やローンなどがなくなったり減額されたりしていると控除の金額が少なくなるケースもあります。

 

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まとめ

年末調整の還付金が多いということは、一年近くの間毎月所得税を多く引かれていたという事です。
むしろ還付金が少ない事の方が、本来は理想的ではあります。

 

1年の途中で配偶者や扶養家族が増えた場合には、年末調整の還付金は増えます。

同じ人が、仮に最初から配偶者控除や扶養家族の控除を受けていたとすると年末調整の還付金自体は増えません。

しかし、両者の税金の総額は当然ですが同額になります。

一般的には、年末調整の還付金が少ないと心情的に損をしたと勘違いをしてしまいます。

自分にも当てはまりますが、あくまでも年末調整の還付金はおまけだと思うようにして計算(過度の期待)しない方がいいのかもしれません。

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