
ランドセルのパーツは、ドンドン進化してきています。
ランドセルのマチ(横)に付いている主に給食袋を掛けているフック(ナスカン)や dカンも変化してきました。
いわゆる、安全フックとか安全ナスカンと言われています。
安全フックとか安全ナスカンは、ランドセルに必要なのでしょうか?
又、必要と仮定した場合のランドセル選びにおける優先順位では上位になるのでしょうか?
今回の記事は、そのポイントについての考察になります。
Contents
ランドセルの横の安全フック・安全ナスカンとは何か?
一般的に、ランドセルの横(マチ)にフックが1つ付いています。
そして、多くの子供たちは、ここに給食袋を掛けて登校。ですから、世間的にはランドセル給食袋フックとも呼ばれています。
このフックは、専門的にはナスカンと言われ、ここ数年で変化してきました。
なお、一般的に言われている、ランドセルの安全フック・安全ナスカンとは何でしょうか?
実は、この安全フック・安全ナスカンは、多くの種類があるのです。
なぜならば、メーカーや材料メーカーや小売店独自の安全ナスカンがあるから。そして、それぞれに形状や作用にも違いがあります。
その為、それぞれに自分なりの言い方でネーミングをして差別化しています。
一般的によく聞き馴染みがある呼び名は、安全フックとか安全ナスカンで、基本的には同じと考えてもらっても良いでしょう。
例えて言うならば(肩ベルトアップ機能)背カンの種類である、天使のはねやフィットちゃんやウィング背カンなどと同じです。
それぞれ性能や形状に違いがありますが、目的としているポイントは同じ。
ですから、安全フックや安全ナスカンの基本的な意味合いはどれも同じということに。
ランドセルの横に付いているナスカンに引っ掛けてある給食袋などが、何らかの要因で引っ張られた場合に一定の重量を超えるとナスカンの先が外れる。
この事によってランドセルを背負っている子供が、ナスカンに引っ掛けてあった荷物から離れる事で事故を回避出来る。荷物だけが持っていかれる。
ただ、ナスカンが外れた後に大きく違いがあります。
外れたナスカンの先を自分で再度押し込んで使えるタイプ。
メーカーから部品を送ってもらって自分ではめ込むタイプ。
自分では修理不可能でメーカーに修理に送るタイプ。
ランドセルの横に安全フック・安全ナスカンは必要か?
ランドセルの安全フック・安全ナスカンは必要なのでしょうか?
安全フックの意味や狙いを理解して判断すると、やはり賛否両論あります。
安全ナスカンに賛成している人は、主に安全性を主張。
一般的には、ナスカンは子供がランドセルを背負った状態で右側のみに付いています。
(一部のメーカーや販売店は、左右両側にナスカンが付いている事をセールスポイントに挙げていますが。)
そして、左側にもカンを付けているランドセルは、dカンを付けているのがほとんど。
この状態の本来の意味は、左側にナスカンを付けない事で車などの巻き込みの防止になっています。(車は左側通行で歩行者は右側通行という考え方でした。)
なお、現在の安全フックや安全ナスカンを付けているランドセルは、いたずら等の車以外の様々な状況も想定しています。
安全ナスカンに反対している人は、やはり修理に関して問題に。
当然ながらフックが外れる仕組みになっていますので、外れた場合のケアーが必要になります。
第1章で書いたように、全てが自分ではめ込む事が出来る訳ではありません。
メーカーや小売店の負担があります。(送料や手間)
もう一つ、導入していないランドセル専門店や工房などが主張しているポイントがあります。
安全ナスカンは根元がプラスチックの為壊れやすい。(通常のナスカンは金具)
安全フックを何度も抜き差ししているうちに、プラスチックが軽度の重量でも外れやすくなってしまう。簡単に外れるようになってしまうケースもある。
両者の意見には、それぞれの立場での主張があります。
この点は、自分達の生活環境(交通事情)などをよく考えてみて決めてもよいでしょう。
ランドセル選びの優先順位で、安全フック・安全ナスカンは上位か?
安全フック・安全ナスカンが必要かどうかの判断は各自で一応結論を出してみて下さい。
仮に安全フックが必要と判断した場合には、ランドセル選びの優先順位の上位なのか下位なのかどちらでしょうか?
この答えは、個人的にはハッキリしています。
安全フックや安全ナスカンが採用されているか否かは、ランドセルの選び方の中ではあまり重要視していません。
その他の優先順位が高い要素でランドセルを決定して、結果として安全フックが付いていた又は付いていなかったという結果論で良いとさえ考えています。
必要と感じている人で安全ナスカンが付いていない場合は、ナスカンに大きな物を引っ掛けないようにすれば安心です。
必要でない感じている人で安全ナスカンが付いている場合には、普通に使用しても何も支障がありません。
ナスカンが外れても勿論6年保証の対象ですので、消費者の金銭的な負担はありません。
その他のランドセル選びのポイント!
なお、ランドセル選びには、他にも様々な疑問やポイントがあります。
ランドセルの持ち手は必要?とか、ランドセルに自動ロックは必要?、他にも、大きなラン
ドセルが必要?、ランドセルにかぶせカバーは必要?、ランドセルの生地や素材についても
気になります。
また、ランドセル色や色の組み合わせで選ぶ人もいます。男の子の選び方と女の子の選び方も違っています。
なお、個人的に重要視しているポイントには、ランドセルの肩ベルトの背負いやすさ!があります。なぜならば、ランドセルの重量を支える重要な箇所の1つだから。
(もう一つは、背中です。)
このあたりのポイントも十分に考えて、ランドセルを選ぶことを強くオススメします。
まとめ
ランドセル給食袋フックとお母さん方が認識している、ランドセルの横のフックが外れた方が良いのかは各家庭の判断にはなります。
ところで、新しい機能付きのランドセルのパーツなり部品は、どのような経緯で出来てきているのでしょうか?
これは、消費者の要望や小売店の要望、差別化をしようとするランドセルメーカーや部品メーカーの企画提案などが考えられます。
しかしながら、今まで数多くの新しい部品やパーツの導入を観察してきましたが、最初から完璧な部品を見た記憶がありません。
なぜならば、メーカーが考えている以上の想定外なことが起きるから。
例えば、天使のはねやフィットちゃんなどもそうです。天使のはねやフィットちゃんも今の部品は、投入当初の物をかなり改良しています。
よって、導入当初は6年間の内に相当数の修理をしています。ほとんど全部と言っても過言でないレベルです。
そして、天使のはねやフィットちゃんは、こうした経過を経て改良されて修理が出なくなています。
なお、安全フックや安全ナスカンも、導入から結構な年月を経過しています。
その結果を受けて、安全フックとか安全ナスカンは、メーカーや小売店によって導入するかしないかがハッキリと分かれています。
それぞれの言い分には、それぞれのポリシーがあります。
個人的には、どちらでも良いと思っています。
なぜならば、ランドセル選びにおいてのナスカンの優先順位が(自分の中では)低いからです。
ランドセル全般に関する記事になります。是非読んで下さい。
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