
昔はランドセルカバーと言えば、黄色の交通安全ランドセルカバーや雨カバーなどだけでした。
しかし昨今のお洒落なランドセルの影響もあって、ランドセルカバーもカラフルで様々なデザインの物が多く出回っています。
このようなタイプのランドセルかぶせカバーは必要かどうなのか、何の為にあるのかについて考えてみます。
最終的に必要性を感じた親子が、ランドセルかぶせカバーを購入する場合の選び方や注意点についても合わせて書いていきます。
本文に入る前に少しだけ補足をしておきます。
最初に書いた新一年生が付ける黄色い交通安全ランドセルカバーは、視覚的に目立ちやすくドライバーに強調する目的があるようです。
しかし昨今では、一目で一年生と解り返って危ないとの意見などもあり、使用は通学距離や道路状況や交通事情等を考慮して各家庭の判断に委ねている市町村や学校も。
(色々と難しい世の中になっています。)
ランドセルをスッポリ覆うカバー(黄色の雨カバー)は、ランドセルの販売店で購入時にサービスで貰える所が多いようです。
低学年の頃は、結構使用して役立っているようです。
今回の記事で取り上げるランドセルカバーは、上記のタイプではなくあくまでも市販やハンドメイドの今風なタイプになります。
この記事も自分自身の個人的な意見を多分に含んでいます。
Contents
ランドセルかぶせカバーは必要か?
ランドセルかぶせカバーは必要なのでしょうか?
本来(建前)の目的は第2章で取り上げる事として、本当に必要かどうか考えてみます。
当然ながら、各家庭それぞれの考え方があります。
どのようなランドセルの選び方をしたのか、どのようなタイプのランドセルを購入したかによってランドセルかぶせカバーの必要性に違いが出てきます。
親の意見を押し通してランドセルを購入した場合?
親の意見を押し通してランドセルを購入した場合はどうでしょうか?
ランドセルを購入する時は、当然ながら子供はまだ幼稚園児です。
多くの幼稚園児は、言う事がコロコロと変わります。(勿論性格によってですが)
この間までチョコのランドセルが好きと言っていたのに、今はラベンダーが良いとか心変わりします。
両親(主に母親)がこのような心理を上手く利用し子供を誘導して、自分の好きな色や柄にしてしまう傾向は結構あります。
このような背景がある場合には、母親にも少し後ろめたい気持ちも働き、子供がもしもランドセルかぶせカバーを欲しがった場合には拒む事が出来ません。
個人的には、有り(必要)と思います。
ランドセルの購入時にランドセルかぶせカバーを後から購入すると約束した場合?
ランドセルの購入時にランドセルかぶせカバーを後から購入すると約束した場合は、最初と同様です。
恐らく最初の状況で両親が半ば強引に誘導した為に子供の抵抗にあったとも考えられます。
子供の意見を抑え込んで店員や両親が良いと思うランドセルを購入した場合です。
約束した以上、これも有りです。
シンプルなタイプのランドセルを購入した場合?
シンプルなタイプのランドセルを購入した場合はどうでしょうか?
この場合は、子供の希望通りかどうかというのがポイントになります。
子供が納得して又は希望してシンプルタイプのランドセルを購入した場合には、子供が欲しがらない限り(恐らく欲しがらないと思いますが)ランドセルカバーは必要ありません。
一番最初のパターンであれば、子供が要求してきたら必要です。
刺繍やカラーコンビネーションのランドセルを購入した場合?
刺繍やカラーコンビネーションのランドセルを購入した場合には、ランドセルカバーは必要ありません。
何の為に刺繍やカラフルランドセルを購入したのでしょう。
折角の刺繍やデザインが損なわれてしまいます。
但し、(詳しくは第3章で書きますが)透明のカブセタイプであれば、ランドセルカバーをしても大丈夫です。
この場合は、ランドセルかぶせカバーの本来の意味や効果が期待出来ます。
ランドセルカバーは何の為?
ランドセルカバーは本来は何の為にするのでしょうか?
ランドセルカバー(カブセ)をすると、スレや汚れが付きにくく綺麗な状態を保つ事が出来ます。
防水タイプのカバーであれば、雨カバーとしても意味があります。
もう一つは、お洒落と他の子供との差別化があります。
今のランドセルカバーは、とてもカラフルで柄も豊富に揃っています。かぶせカバーを付けるととても華やかになります。
ランドセルカバーを装着する事で、集団登校していても直ぐに自分の子供を認識出来ます。
高学年の場合は、シンプルなカバーを装着する事で派手な柄を隠す意味合いも人によってはあります。
あえて、ランドセルカバーを付けない人の一般的な意見も付け加えておきます。
子供が自分の好きな色や柄を選んで買ったのでは?1年生は仕方ないですが、それ以降もカバーを使い続けるのは自分で選んだ好きな色や柄を隠してしまい勿体ないと思います。
傷を避けるためカバーをするのが本来の目的だと思いますが、傷も6年間通った証しとして良いものです。
ランドセルカバーの取り扱い方が悪いと、カバーと本体の間にカビがはえることもあるようです。
ランドセルカバーを購入する場合の選び方?
ランドセルカバーを購入する場合の選び方は、用途別に選択する事が大事になります。
そして、注意しなければならないポイントもあります。
ランドセルカバーのタイプと種類!
ランドセルカバーのタイプと種類は大きく分けるとそれぞれ2つに分かれます。
タイプは、かぶせカバーと全体を覆う(従来の雨カバー)タイプに分かれます。
ランドセルのかぶせカバーの種類は、透明カバーと不透明カバーの2種類に分かれます。
透明カバーは、ランドセルの色や柄や刺繍などを活かす事が出来ます。
不透明カバーは、デザイン性のあるお洒落な物からシンプルなワンポイントタイプまで用途に合わせて使い分けが出来ます。
ランドセル本来の色や柄や刺繍などを活かす事が出来ないとも言われますが、逆に隠したいという人には有効です。
ランドセルカバーの注意点!
ランドセルカバー購入時の注意点は、サイズになります。
ランドセルのサイズは、各メーカーや品番や種類毎に違います。
特に全体を覆うタイプの場合には、マチ幅まで考慮に入れる必要があります。
かぶせカバーの場合にも、今は微妙に幅や長さが違いますので注意が必要です。
かぶせの厚みも当然ですが考えなくてはなりません。
かぶせカバーの場合は、どうしてもずっとそのままの状態で使い続ける事が多いと考えられます。
その場合にランドセルカバーの材質や通学状況によっては、ランドセルの冠(カブセ)が化学反応を起こして変色する心配もあります。
交通安全ランドセルカバーはよくこのような事が起こりましたが、当然6年間保証の対象外になります。
適度にランドセルカバー取り外して通気性を良くして下さい。
更に付け加えると、ランドセルカバー自体をいつまで装着し続けるかも考える必要があります。
当然ながらいつまで使うかによっても色や柄の選び方が違ってきます。
(勿論、その都度購入するのであれば余分なお節介ですが)
まとめ
最近のランドセル非常に高い買い物になりました。
だからこそランドセルを綺麗に保つ為に、ランドセルカバーをして通学させたいという考え方もあります。
華やかなランドセルかぶせカバーを購入するつもりで、シンプルなランドセルを選ぶという考え方もあります。
ランドセルカバーを購入するつもりで、比較的低価格のランドセルを購入するという考え方もあります。
低学年の頃に派手で刺繍や柄が一杯のかわいいランドセルをそのまま使用して、高学年になって恥ずかしくなったらシンプルなランドセルカバーを付けるという考え方もあります。
これだけは、止めておいた方が良いと思います。
高学年になってからランドセルカバーを付けるのも今更恥ずかしいですし、ランドセル自体も傷や劣化が進んでおり今更感があります。
ランドセルかぶせカバーは、ランドセル選びの一部分として捉えて下さい。
ランドセルカバーが必要かどうかは、ラン活中に結論を出しておく事をおすすめします。
ランドセル全般に関する記事になります。是非読んで下さい。