
最近のランドセル商戦は、毎年のように目まぐるしく変化してきました。
しかし、もう来るとこまで来てしまったのではないかと個人的には思います。
幾ら何でもこれ以上の前倒しは出来ないと考えるからです。
直販するメーカーが多くなりました。(大手や工房系と呼ばれるメーカー)
今は数年前までと違いメーカーや卸問屋や販売店が、ほとんど余分な在庫を持たなくなりました。
理由は、幾つかあります。
大きさ(寸法)や機能(背カンやナスカンなどの付属)がいつ変わるか解らない。
いつモデルチェンジする(される)か解らない。
何処かの大手メーカーや量販店が何かの大掛かりな仕掛けをしてくるかもしれない。
カラーや本体とヘリ巻きのコンビネーションの色などの売れ筋が変化するかしれない。
このようなランドセルの環境で、満足のいく気に入ったランドセルを選び購入するには前もって色々考えておく必要があります。
ランドセルをどこで買うべき!
ランドセルをどこで買うべきかを決定するのは、簡単な事ではありません。
それは、情報が錯乱しているのも原因の1つでしょう。
例えば、昔は以下のような事がありました。
昔は幼稚園の何かの行事の時に、カバン屋さん(4店舗位)がランドセルの説明に来ていました。各々の店の説明を全部聞くと混乱してしまうお母さんが何人もいました。
なぜならば、各々の店は自分のオリジナルランドセルのセールスポイントを強調するので、何を信じていいのか解らなくなってしまうのです。
極端な事を言うと正反対な事を言う事もあります。例えば、背カンは動いた方がいいのか動かない方がいいのか、ナスカンは外れた方がいいのか外れない方がいいのか、クラリーノがいいのか牛革がいいのか数え上げたらキリがありません。
現在は、4店舗の比ではありません。インターネットで調べ上げると無数のランドセルのページがあります。そして、それこそ各メーカーのホームぺージを親切に紹介しているブログやサイトも相当数あります。
これらを全部1つ1つ読んでいったらどうなりますか?皆が同じ事を言っていればいいのですが、前述のような例は多数出てきます。
しかし、大まかなメーカーや気に入っている工房や販売店のホームページやカタログは隈なくチェックする事をおすすめします。
今は、昔と違って情報を収集するのは簡単に出来てしまいます。やはり消費者も研究や勉強などの準備をしておく必要があります。
ありとあらゆるランドセルをカタログやホームページや店頭や展示会やショールームなどで見る事です。(説明文を熟読したり説明してもらう事です。)
一度大体の事をインプットしておくと、実際に専門店やメーカーの店舗(ショールーム)や工房の展示会などの時に質問する事が出来ます。
反対の意見を敢えて聞いてみて、納得出来る説明が理路整然と出来るかなどもチェックポイントにすると良いでしょう。
このような事を何度か繰り返して、どこで購入するかがハッキリとしてきます。
ランドセルをいつ買うべき!
ランドセルをいつ買うべきかは、第1章のどこで買うかと連動してきます。
具体的な日程は、販売店で買うのかメーカーで買うのか工房系でオーダーメイドで購入するのかによって違ってきます。
しかし、ランドセルの買い時がいつかはハッキリと言い切れます。
それは、希望するランドセルが売り切れる(販売終了になる)前であり、オーダーや予約の受付終了(メーカーや工房の生産能力限界に達する)前までです。
人気の工房などは元々生産力が大手のメーカーのようにはない為に、数週間で売り切れ(受付終了)になってしまう事も現実にありました。
ですからそのような所でランドセルを購入するならば、他の販売店やメーカーと比べて迷ったり悩んだりは出来ません。
関連記事に詳しく書いてありますが、その時までにどこで買うかは最低でも決めておく必要があります。
ランドセルをいつ購入すべきかは、販売や受付開始直後の出来るだけ早くという結論になります。
ランドセルの選び方のおすすめポイント!
ランドセルの選び方のおすすめポイントとしては、両極端の方法があります。
1つ目は、自分の見る目や判断力に自信のある人用です。
これは、第1章のやり方になります。
様々な意見や情報を取捨選択して自分たちの合ったランドセルを選ぶ方法です。納得感や達成感を得る事が出来ます。
2つ目は、第1章の幼稚園の例のように混乱してしまう人用です。
これは、口コミに頼る方法です。
ただし、口コミにも様々な意見や感想があるのも事実ですので同じ結果になってしまう恐れもあります。ですから、ここは身近な人専用にした方がいいと思います。
近所の高学年の綺麗なランドセルを持っている人に、どこでいつ頃購入したのか等を聞くと間違いありません。
低学年で本人が実際に見て気に入ったランドセルを持っている人に、同様の事を聞いてみるのも良いでしょう。
高学年の人のランドセルは、丈夫さや仕立ての良さの生きた情報になります。
低学年の人のランドセルは、デザイン重視の場合の有力な販売店情報になります。
ランドセル全般に関する記事になります。是非読んで下さい。
おすすめ記事:ランドセルの選び方!失敗しないコツや考え方と買う時の注意は?
まとめ
ランドセル関連の記事のカテゴリーを敢えて行事にしているのには理由があります。
子供達(幼稚園児)にとってのランドセルは、小さい頃からの憧れの物なのです。
実際にランドセルを買いに行く前の日に興奮して眠れなかったという子供の話を何度も聞いた事があります。
それは、子供たちにとってまるで遠足やディズニーランド(東京以外の人は特に)に行くのと同じくらいの事なのです。
子供が幼稚園を卒業する時に園長先生がこう言っていました。
「小学生に入学するまでの6年間と小学校の6年間と中高の6年間では、最初の6年間が非常に苦労や心配が絶えない6年間です。一端小学校に入学してしまうと一気に楽になりますが、後から思い返すと最初の6年間が一番充実していて思い出も一杯残ります。本当にお疲れ様でした。」
この言葉は、本当に言い得て妙だと思います。ランドセルや机などの入学用品を一緒に選ぶ事は、後まで記憶に残りますので、後悔しないようにしっかりと準備をしてあげて下さい。