
断捨離(だんしゃり)などの片付けで最も重要で繊細な作業は物の仕分けや分別や選択です。
ここが全てと言ってもいいくらいです。選別とはズバリ言うと、残すか残さないかです。
では、必要なものと片付ける(処分する)物の判断の基準はどんな事でしょうか?
処分方法やあえて捨てるという事の意味は何でしょうか?詳しく説明していきます。
断捨離などの片付けでの基準についての考え方は、皆さんそれぞれ色々な表現をされています。
一つだけ例を挙げると、こんまりさんのキーワードのときめきが有名です。この言葉は、本を読んでいない自分でもよく知っています。
片付けの選別対象の物を見てときめいたら残すというやり方です。なるほどこういう考え方や表現の仕方もあるんだなあと感心しました。
断捨離は、本当に片付けようと思っていない時には無理にやらない方がいいと思います。理由は二つあります。
一つ目は、残す物の基準が甘くなってしまうからです。結局ほとんど何も変わらないかもしれません。
二つ目は、逆にやっていくうちにドンドンテンションやモチベーションが上がってしまって処分するものが多くなり過ぎるからです。こちらは何度も言いますが必ず後悔します。
自分自身が実践した方法としては、最もオーソドックスな基準だと思います。誰にも当てはまるやり方ではないかと思います。
それでも、そんな方法でも受け入れられない人もいるかもしれません。
そんな人にも少しではありますが、これなら出来るかもしれないという妥協案も用意しております。(あくまでも無理は禁物ですので)
断捨離などで必要なものと捨てる物の判断基準は?
断捨離などで必要なものと片付けるべき不必要な捨てる物の判断基準はどこにあるのでしょうか?
ハッキリ言いますと、その物の状態がどうでも判断基準は変わりません。
極論を言えば、ボロボロのシャツやカバンでも使うのであればOKです。(人からどう見られるかはその人の自由ですから。)
しかし、まだ十分に恥ずかしい事なく使えるのに使わなくなった又は使いたくなくなった物は処分するようにして下さい。
理由は言わなくても理解出来ると思いますが、この判断の基準がベースとなります。
今現在使っている物だけを残し、その他は手放すという考え方です。
このよう言うと、中には必ずこういう人がいます。本当のの意味で片付けが出来ない人の常套句
「今は使っていないが、過去に使っていて思い入れがある。又は、今はたまたま使ってないが将来また使うかもしれない。」が出てきます。
ここで待ってましたとばかりに最初の方で言った「これなら出来るかもしれないという妥協案も用意しております。」の話になります。
しつこい程言いますが、無理矢理処分すると(例え本人がその時に納得して捨てたとしても)後からひどいことになります。断言します、こういう人は一度では無理です。
こういう時にはそれ専用の段ボールを用意して、思い出用とそのうち用を必ず別にして保管しておいて下さい。ここでダンボールに今日の日付を書いておくと更にいいでしょう。
恐らく何年間もそのままの状態だと思いますが。もし仮に気にしていて探そうとしても簡単に取り出せますし何も気にする事ではありません。これで完璧です。
自分なりの期限を設定して下さい。その期間内に使用しなければ、これからも使わないのでその時には片付けて下さい。
断捨離などの片付けで処分する方法は?
断捨離などの片付けで物を処分や始末する方法には、どのような選択肢があるのでしょうか?
使える状態でも今の自分には必要がなくなった物は、処分方法もいくつかの選択肢があります。
言うまでもないですが、使える状態でない服や雑貨などは捨てるしかありません。むしろなぜそんな物がそもそもまだ存在していたのだと言いたいくらいです。
一番理想的な片付けの方法は欲しい人や知人に譲ることです。(本人が心底欲しがっていることが大前提で無理矢理押し付けてはいけません。自分自身が使っていないんですから。)
次にバザーやガレッジセールで販売する。
その次は、リサイクルショップに買い取ってもらう。使ってもらえる人がいること感謝です。
そこまで来ても残っている場合は選択肢は1つになります。
断捨離などの片付けでいらないものをあえて捨てる深い理由は?
断捨離などで片付けでいらないものをあえて捨てる意味合いや理由はあるのでしょうか?
この章の始めの方は自分自身の意見ではなく一般的な意見として読んで下さい。
[su_box title=”いらない物をあえて捨てる理由や意味”]リサイクルショップで不用品を買い取ってもらっても大した金額になるわけでもない。
(高級ブランド品のような高価買取が期待されるような物は除く)
その商品を買ったのにもかかわらず長い間家の中に放置して商品価値を下げてしまったことに対する罪悪感を感じてください。
その為にはリサイクルショップに売りに行くよりも捨てる事をお勧めします。
この罪悪感が今後余分な物を買う事の抑止力になり物が溢れる事がなくなります。[/su_box]
ここまでが一般的な意見でした。自分なりに要点を理解してまとめてみました。
共感できる所も多々ありますが、自分の感覚とは少し違う所がありました。
ゴミとして捨てるのであればゴミ袋に入れて収集所に運べば終了します。ゴミ袋に入れる瞬間に上記で指摘の罪悪感は感じるかもしれませんが、収集所に運ぶ頃には多分忘れています。
リサイクルショップに買い取ってもらいに行く時には、それこそごみ袋のような大きな袋に物を入れて(この時点で捨てる時と同じです)リサイクルショップに行きます。
そこで袋から出し店員さんが物を一つずつチェックしていきます。その途中で何か疑問点があれば、例えばこれは何に使う物ですかなどと聞かれることもあります。どうしても店でまた物とある程度の時間遭遇します。
リサイクルショップに行くと罪悪感が消えることはありませんでした。しかもこんな想いまでしても最悪の場合は当店では取り扱いができません、ということも何回かありました。
そこで上記の「この罪悪感が今後余分な物を買う事の抑止力になり物が溢れる事がなくなります。」に自分の場合はなります。
敢えて他の人の意見を連載したのには理由があります。物を処分することには痛みが伴うことを感じてもらいたかったからです。自分とは違うポイントで感じることもあるからです。
このことが無駄なものを増やさなくし、無駄なものが存在しないシンプルライフに繋がっていけばいいなあと心から思っています。
まとめ
何度も様々な所で言っているように、本当に片付けようと思っていないと断捨離などの片付けは厳しいかもしれません。
それでも自分なりの基準をもって(覚悟を決めて)整理や片付けやり始めれば案外簡単に出来ます。
使ってない物はそこに存在していないのと同じです。
自分と向き合うことで整理整頓が出来るようになります。
物を処分する時には痛みが伴います、いやむしろ感じて下さい。
その時に感じた事が、無駄な買い物を減らすことに繋がります。