風邪が流行り始める時期によくテレビのCMで、貴方の風邪は何処から?というフレーズが耳に残ります。
人によって又は同じ人でもその都度風邪が始まる場所は違うかもしれません。
逆にいつも同じ箇所から風邪にかかってしまうという人もかなりいます。
統計があるかどうかは定かではありませんが、自分自身でいうと大体同じ傾向です。
個人個人の弱い部分がウィルスを退治出来ないのではないかと考えます。
ですからこういうケースでは、対処の仕方が予め理解できています。
先ずは予防で、もしも危ない感じがしたら風邪をひく前に治してしまう(ひかないように)心掛けています。
これもよく聞く言葉ですが、風邪はひき始めと治りかけが一番大事であると言います。
これから考えていく喉や鼻は、一概に風邪で片付けられない場所でありますので注意が必要です。
花粉症に代表されるアレルギー性の反応の場合や慢性的になってしまう場合もあるからです。
喉の違和感と鼻詰まりがある場合には?
鼻詰まりは、鼻の血行を良くする事で解消出来る場合があります。蒸しタオルやカイロなどで鼻を温めて血行を良くしてみます。
温かい飲み物やお風呂の湯気を吸い込む事も鼻詰まりに効果があります。
鼻が詰まっている場合は呼吸が口呼吸になるケースもあり、その為に喉が乾燥してウイルスや細菌が付着してしまったのかもしれません。
症状が喉の痛みだけならば、初期の風邪の症状かも知れません。風邪の多くは鼻や喉の粘膜にウイルスや細菌が付着して炎症が起こります。
喉を常に乾燥させないようにマスクをして湿度を保つようにします。
鼻水が出たり鼻詰まりといった症状がなくても喉が痛いのは、鼻水が喉の方に流れてしまっている事が原因のようです。
喉に違和感があり鼻水や咳が出る場合には?
喉に違和感があり鼻水や咳がです場合には、風邪である可能性が高くなります。
この時は風邪に対する行動を起こせばよいでしょう。温かくして、十分な栄養と睡眠と水分を取る事が肝要です。
乾燥が一番良くないので、加湿器やそれに代わる物で加湿するように心掛けます。
風邪が治りウイルスが体からいなくなったとしても、感染による刺激が原因で数週間は症状が持続する事もあります。
咳は最後まで残る症状で、治まるまでに数週間かそれ以上かかる事もあります。これは、ウイルスが気管支細胞を傷つけ回復に時間がかかるからです。
この傷が原因で喉にまだ違和感が残ってしまうのです。
喉に違和感があり痰や鼻水が出る場合には?
花粉症などのアレルギー性鼻炎これは透明な鼻水が鼻腔にたまり絶えず喉に降りてきます。
それが日中は痰となって喉に絡みます。夜は寝ている間に喉に降りてきて、翌朝に違和感が強く残ります。
痰を出しやすくする為には、水分を十分にそして細目に取るように心掛けて下さい。うがい薬を使用してのどの殺菌をする事も効果的です。
痰が気になるようならば、痰を出しやすくする薬を処方してもらいます。
白い痰ならウイルス感染ですが、緑や黄色などの痰は細菌感染の可能性があります。細菌感染であれば、抗生物質が効果的で症状は比較的に早く治まる傾向にあります。
風邪で鼻水が出るのは、ウイルスや細菌に対して免疫抗体が戦っている証拠です。その為に、無理に止める事は出来ませんが風邪薬を服用すれば緩和出来ます。
喉と鼻に違和感があり鼻水が喉に溜まって痰がからまるような症状があります。
これは後鼻漏という状態、殆どの場合風邪を引くと急性副鼻腔炎(急性の蓄膿症です)も併発します。
急性副鼻腔炎は副鼻腔の中の急性炎症で、中に溜まった膿が粘度の高い鼻汁として多量に分泌されます。
これらは鼻腔内の構造的な関係で鼻水とし排泄されるよりもむしろ喉の方に流れることが多いのです。これが痰が絡んでいる原因になっていると思われます。
耳鼻咽喉科に行って適切な治療を受ける事をおすすめします。(抗生物質やステロイド系抗炎症剤や抗ヒスタミン剤のような処方が多いようです。)
副鼻腔炎は、人によっては治療が長期化する場合もありますので早目の治療が大事です。
まとめ
ウイルスや細菌に掛かるのは、体力や免疫力の低下による事多いようです。
ウイルスや細菌は乾燥状態を好みますので、部屋の湿度を保つようにします。
加湿器等を使って喉の乾燥を防ぐ事が必要です。
一般的な風邪の処方箋は、主に対処療法。要は今の状態を和らげる為のものです。
風邪の原因であるウイルスは、自らの免疫機能で死滅させます。
風邪の症状を改善するには、安静と栄養と睡眠が重要。