一般的にスーパーなどの販売店で売られている甘酒の大部分は酵素が働かない状態の商品です。これでも多くの栄養素を含んでおり飲む点滴の役割は十分に果たしています。
しかしながらその役割上長期保存が効かなければなりませんので、食品添加物を入れざる負えません。
たまに飲むのであれば良いでしょうが、毎日や定期的に飲む習慣がある人はいっその事自分で作ってみるのもありではないでしょうか?
自分で作る甘酒は、当然無添加で自分好みの味覚に作る事が出来ます。
(勿論、酒粕から作られた袋入りの甘酒も薄めて色々加えて自分好みの味には出来ます。)
なお、甘酒を自分で一から作る場合は、一般的に米麹を発酵させて作る場合がほとんどです。
そして、加熱殺菌されていないので酵素が失われれていません。
炊飯器を使用すれば、思っているよりも簡単にあま酒を作る事が出来ます。
但し何でもそうですが、失敗しないコツや注意点は確かに存在します。
甘酒を炊飯器で簡単に作る方法は?
まずは、甘酒を米麹を使って炊飯器で簡単に作る一般的なレシピです。
率直に言いますと、レシピは人によって多少分量に違いがありますのでやっていくうちに自分の好みに合う材料比率にして下さい。
【材料】
- ご飯:(もち米や白米や玄米など)
- 米麹: 米と同量(乾燥麹)
- お湯: 米麹に対して60度のお湯を2~3倍
- 米を炊飯きのお粥モードで炊く。
- お粥が出来上がったらほぐして 粗熱を取る。(50〜60度が目安)
- 米麹を手で細かく崩してお粥に入れよくかき混ぜる。
- そこにお湯をお粥&米麹の少し上になるまで入れる。
- 炊飯器に内釜をセットし保温ボタンを押してフタを開けたまま8時間置く。 雑菌が入らぬよう布巾かアルミホイル等をかぶせる途中かき混ぜる。
材料の注意点:生麹は水分を含んでいる為、乾燥麹100gと生麹約143gが同じ麹量。
1番の注意点:お粥モードがない場合は1合のお米に対して3合のメモリまで水を入れる。
2番の注意点:温度計が無くても風呂のお湯より熱めと覚えておく。
3番の注意点:袋に入ったまま崩しても良い。
4番の注意点:ドロっとさせたい場合は少なめにサラッとさせたい場合は多めに入れる。
5番の注意点:※絶対に温度を57~60度に保つ。小まめな温度管理がポイント。
(30分~1時間毎にかき混ぜる。)
甘酒を炊飯器で作る失敗しない作り方のコツは?
大前提として、容器をキチンと熱消毒しておかないと雑菌が増えてうまく発酵出来ない事があります。
炊飯器や魔法瓶だと温度が安定しないことがあります。炊飯器によっては保温モードで80度を超えてしまう物があります。
初めて作る時は、温度が高くなりすぎていないかチェックしてください。
炊飯器の保温の温度を60度に保つことが失敗しない最も重要なコツ。
炊飯器の蓋を開けたままにして布巾をかけて置きます。最初のうちは1時間毎に3回程かき混ぜます。その時に、温度確認として指を入れてすぐに熱いと思うくらいだったら適温です。
保温時間は8時間程度。もっと甘くしたい時は10時間くらい保温してもOKです
甘酒を作ってみて甘さが不足している時には、米麹を追加で入れて糖度を高める事が出来ます。
甘酒を炊飯器で作る場合の温度管理や保存は?
甘酒は、麹菌が作った酵素(アミラーゼ)によってお米のデンプンが分解され糖分になり出来ています。
温度が70度を超えてしまうと甘酒が出来なくなってしまいます。
甘酒作りのコツは、保温温度を50度から60度にキープすること。
麹菌自体は、40度を超えると死滅してしまいます。生きて機能しているのは、麹菌が作り出した酵素なのです。
酵素は、低温よりは高温の方が活発に働きます。しかし、1度でも高温になり過ぎると壊れてしまい壊れた酵素は元には決して戻りません。
その為に酵素が壊れず活発に働く温度を保つ必要があるのです。温度管理を徹底するのは酵素を働かせる為でなのです。
市販の甘酒は真っ白ですが 自家製の米麴あま酒はうす黄色乳白色です。
あま酒は冷めたら保存容器などに移して冷蔵庫で約1週間程保存出来ます。しかし、必ず1週間以内で飲み切るようにして下さい。
飲みきれない分は、冷えたらすぐに小分けにして冷凍保存します。
まとめ
甘酒を自分で作る場合は、一般的に米麹を発酵させて作る場合がほとんど。
市販品と違って、高温加熱殺菌されていないので酵素が失われれていません。
炊飯器を使用すれば、思っているよりも簡単にあま酒を作る事が出来ます。
容器をキチンと熱消毒しておかないと雑菌が増えてうまく発酵出来ない事があります。
炊飯器の保温の温度を60度に保つ事が失敗しない最も重要なコツです。
色々試行錯誤して自分に合った甘酒を見つけて、健康管理をしていってはいかがでしょうか。