
空気が乾燥してくると、体のあちらこちらがやたらと痒くなる事はありませんか?
多くの人が、空気の乾燥によって肌も乾燥してきて困っています。
この状態即ち乾燥肌は、文字通り皮膚から水分が蒸発して表面がかさかさになってしまう状態です。
乾燥肌にならない予防となってしまった後の対策には、どのような物があるのか考えてみます。
ここでは、遺伝的な乾燥肌ではなく、主に生活習慣からなってしまう乾燥肌について検討していきます。
生活の習慣や環境などを変える事によって少しでも肌の乾燥によるかゆみから解放されれば何よりです。
肌の乾燥によるかゆみの原因は?
空気が乾燥してくると、静電気が起こり埃やアレルギー物質などを吸い寄せてしまいます。
アレルギー体質の人はそのアレルギー源に対して反応を起こします。それがかゆみとなってしまうのです。
特に冬には、重ね着をするので摩擦も多くなりますのでその反応が顕著に表れます。
また痒くなるとどうしても我慢が出来なくなってかいてしまいがちです。そうすると、ますます炎症が広がり結果として痒みも広がってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
一般的に言われている肌の乾燥によるかゆみの原因は、以下の通りです。
1.暖房を長い時間する。
2.長時間の入浴と洗剤や石鹸(せっけん)を多量に使用する。
3.肌をこすり過ぎる。
4.栄養バランスの悪い食事の取り方。
5.下着や衣類の着用による摩擦の過多。
原因は日常的なものばかりですので、取り組み方次第でずいぶんと症状は軽く出来ます。
肌の乾燥によるかゆみの対策は?
一般的に言われている肌の乾燥によるかゆみの対策は、以下の通りです。
1.部屋の湿度に気を配る。(暖房し過ぎに注意)
2.熱い湯舟に長時間つからない。
3.タオルでのこすり過ぎに注意する。
4.栄養バランスの良い食事を取る。
5.下着や寝具は綿製品を着用する。
簡単に言えば、全てにおいて原因とされる事の正反対の事をすればいいのです。
1番に関しては、エアコンはなるべく使わないようにして、使うと時には加湿器を付けるなどの工夫で軽減出来ます。
2番に関しては、お湯の温度は低めにする。短時間で切り上げる。
3番に関しては、ゴシゴシ洗わない。タオルなどで洗わず手のひらに直接石鹸を付けて優しく洗ってみる。
5番に関しては、化学繊維は静電気が非常に起きやすいので下着には綿などの天然繊維の物を使用する。
肌の乾燥やかゆみを改善する食べ物は?
肌の乾燥やかゆみの原因となる食べ物(飲み物)は何でしょうか?
コーヒー(緑茶や紅茶やココアなども)にはカフェインが含まれています。
カフェインは、血管を収縮させたり体を冷やす作用があり代謝が落ちて乾燥肌になりやすくなります。また、利尿作用があるので水分が排出されやすくなります。
ファストフードやスナック菓子 は、塩分や脂分が多い為に食べ過ぎると体の代謝が悪くなってしまいます。
甘いお菓子や清涼飲料水は、糖分がたっぷり含まれている為に摂り過ぎると体内環境が悪化しやすくなります。
肌の乾燥やかゆみを防ぐ又は改善する食べ物は何でしょうか?
卵には、たんぱく質やビタミンAなどが含まれています。 更に卵には、ビオチンが含まれており皮膚の新陳代謝を高めます。緑黄色野菜やうなぎなどにも多く含まれます。
納豆には、タンパク質やビタミンEなどが含まれています。 更に納豆には、ポリアミンが含まれており代謝を活発にしてくれます。
アボカドには、ビタミンE、βカロテン、ビタミンCなどが含まれています。
大豆やナッツやごまには、ビタミンEが含まれていて血行促進や抗酸化作用があります。
いわしには、たんぱく質やビタミンAが含まれています。イワシや他の 青魚(アジやサバなど)には、DHAやEPAが含まれています。
なお、人間の身体は体内の環境が悪くなると汚れやすくなり、その中の悪い物を対外に出そうとします。その悪い物が肌の表面に出てくると、肌の乾燥や肌荒れが起きやすくなってしまいます。
体の外側から、化粧水や美容液やクリームなどでケアしていたとしても体の内側が汚れていてはどうしようもありません。
ですから、栄養バランスのとれた食事をする事が大事です。
まとめ
肌の乾燥は、日常生活に大きく影響を受けています。
毎日の身の回りの環境に気を付けるだけでかなりの改善が見込まれます。
どんなに痒くてもかいてはいけません。更にかゆみが広がって悪くなります。
生活習慣の改善と栄養バランスの良い食事が、乾燥肌を予防をします。
乾燥肌に悪い食べ物を減らし、良い食べ物を増やすことが重要です。
ビタミンA(βカロテン)やビタミンCやビタミンEやタンパク質を多く含む食べ物がおすすめです。
スキンケアは、根本的な解決にはなりません。
食生活から見直して体内から治していくようにします。