
成人式に男性が参加する場合は、ほとんどの人がスーツか袴を着ています。その中でもやはり、スーツを着用している人の方が多いようです。
高校を卒業後進学される方は、スーツを着る機会はほとんどありません。入学式と成人式と就職活動の間だけです。
その後は、仕事でスーツを着る人はずっと着ていくでしょうが、仕事にスーツを必要としない場合にはこの先もあまり着る機会はありません。
このような事まで考えて、大学や専門学校の入学式に着るスーツを選んでいる人はいますか?
恐らくは少ないと思います。まず、季節がそれぞれ違います。用途に合う色や柄も厳密には違います。
更に言えば、入学が決定してから入学式までの期間が少なかった人も多いと思います。
そんなこんなで、成人式前にスーツをどうするのか悩む事になります。
成人式のスーツの選び方は?色はどうする?
スーツ選びの大前提として、自分の体に合っているサイズである事です。基本的には以下の通りです。スーツは、体型が変わる事がなければ10年以上着続ける事が出来ます。
上着はお腹周りにこぶし1つが入る程度の余裕がある事。
上着の肩のラインが自分の肩と合っている事。
上着の長さはお尻が隠れる長さである事。
男性用のスーツの生地の基本的な色は濃紺やチャコールグレーです。
無地は地味で気が進まないとう人は、多少の織り柄が入っていても問題ありません。成人式や就活や結婚式の二次会などにも着る事が出来ます。
成人式後に仕事や就職活動等でも着用したい場合には、具体的な用途を考慮しなければいけません。
成人式にスーツを着る場合にネクタイは?
ネクタイは当然ですが、スーツの生地の色や柄とワイシャツの色や柄との兼ね合いになります。
ネクタイ選びの時によくやるのは、ネクタイの柄そのもので何かをアピールしようとする事です。実際にネクタイの柄は、おしゃれな雰囲気づくりに一役買っています。
しかしながら、ネクタイだけで何かをアピールしようとすると、奇抜な絵や柄を選んだりして失敗しやすくなります。
本来は、ネクタイを含めたトータルな着こなしの部分で演出するべきなのです。
極端な例では、一つ一つは地味な色や柄であっても組み合わせによって総合的なバランスが良くなり華やかさが出ます。
トータルバランスに優れたお洒落な人が基本的によく選ぶネクタイは、小紋柄やドット柄などシンプルで小さい柄です。
成人式のスーツは入学式に着た物でいいですか?
入学式の時に購入した春用のスーツは、その時に1度だけしか着ていないのでそのスーツで成人式に参加したいと思っている人もいます。
実際のところ春物の薄いスーツでも誰も気づかない場合が多いです。成人式の参加者は、基本的にスーツ慣れしている事はありません。
外では、寒い為にコートを着ているとスーツは全く見えません。成人式が体育館などで行われたとしても皆は舞台に集中しているので誰も見ていません。
しかし最も大事なのは、体型が変わっていない事です。スーツが小さくなって着られなくなった場合は勿論の事、ダブダブになってしまった場合でも買い替えなくてはいけません。
更に言えば、まだ似合っているかという事も案外に大事です。今の流行りから外れて古着に見えないかという点もあります。
成人式は、新たな出会いの場でもありますので大切にして下さい。
まとめ
スーツ選びの大前提は、自分の体に合っているサイズであること。
成人式スーツの基本の色は濃紺とダークグレーです。
多少の織り柄が入っていても問題ありません。
そしてネクタイ選びは、スーツやワイシャツの色や柄に合うタイプにする。
成人式のスーツや就活のスーツは、着る人の考え方次第で大きく変わってきます。
共用したい場合には、優先すべきは就活用のスーツです。成人式は当日のみです。
しかし、その時に着られるかどうかはその時になってみなければ分かりません。
その時その時の自分に合ったスーツを着用する事が最も重要です。