
クリスマスリースを玄関に飾るという習慣は日本でもすっかり定着してきています。
他のクリスマス用品はなかなか自分で作るのは簡単ではありませんが、クリスマスリースはその出来栄えから想像するよりも簡単に出来ます。
本題に入る前に少し由来について本当に簡単な補足説明をさせていただきます。
(今は本来の意味など全く関係なしに楽しんでいる事が多過ぎますのでご容赦下さい。)
クリスマスリースの用途的な由来は、ベースとなる葉に抗菌防黴作用のある葉をベースにして玄関に飾って魔除けにした事です。
その他には、豊作を祈願して玄関に飾る日本のしめ縄と同じような事です。
宗教的な由来は様々な説が有りますが、最古は古代ローマ帝国であると言われています。
古代ローマ人は、リースを祭事の時に冠として身に付けていました。リースは主に女性に使用されて男性は冠を使用したと言われています。
クリスマスリースを手作りする簡単な作り方は?
一番簡単な作り方はお店でリースの土台を購入してきます。それに材料をたっぷりとつけた木工用ボンドで止め、お気に入りのリボンをつければ完成です。
その他の例では、土台を段ボールにします。段ボールは再利用で十分。
その上にショートマカロニをボンドで好きなように付けていきます。
ショートマカロニは色々な形があり楽しめます。後はお好みでスプレーなどで色付けをしたり装飾を施すと完成します。
また、毛糸でポンポンを作って、繋げてリースにすることも出来ます。
クリスマスならでは色を交互に使って繋げると、結構おしゃれな感じに。
なお、本格的なものを作るのであれば、モミやヒバや飾りなどお花屋さんで揃えてワイヤーを駆使しても制作できます。
クリスマスリースはセンス次第でどんな物でも適当に輪にして材料をちょっと手を加えて飾るとすごく素敵な感じの仕上がりに。
リースという定義は、簡単に言うと円という事です。
即ち終わりがないという意味ですので丸い輪になっていればOKなのです。
クリスマスリースを手作りする為の材料は?
グルーガン リース用の土台 にクリスマスリースの飾り付けアイテムとしてオーソドックスなのは松ぼっくりやドライリーフです。
オーナメントボールやベルを付ければ、煌びやかで一層雰囲気が出ます。
クリスマスリースを布で作る場合には、大きな手芸店で沢山のクリスマスの飾り付けの材料を揃えることが出来ます。キットを使用するという奥の手もあります。
その他各店舗で売られているリースの原型を購入して、そこのコーナーにある松ぼっくりや造花やリボンなどの材料で自由にアレンジ出来ます。
クリスマスリースの色や飾りの意味は?
クリスマスリースの色や飾りの意味は、以下の通りです。
輪の意味は「永遠」、「新年の幸福を祈る飾り」、材料の蝋燭は「太陽」、キリスト教では「永遠に続く神の愛」です。
赤(キリストの血の色、愛と寛大さ)
クリスマス・レッドで、その由来はキリストが生まれた時に次々と実を結んだ林檎の実や、ヒイラギの実、サンタクロースや妖精ニッセの帽子の赤にちなんでいるそうです。
緑(永遠の命)
ツリーとして使われるもみの木が代表です。もみの木は多くの木が枯れるクリスマスの時期にも葉をつけているところから「希望の木」とされて、古来から北欧の人々が特別の思いを寄せてきました。
一年中緑を茂らせているエバーグリーンには力強い生命力があって、永遠の命や春の訪れを象徴しています。
白(純潔、潔白)
クリスマスカラーのホワイトは、雪の色です。純白で潔白で聖なる意味を表すと共に、春を待つ北の大地の白でもあります。
このように、普段何も考えずに使ったり見たりしてきたものには深い歴史や意味がありました。
出来れば、同じ事をするにもこうした背景を理解していたいものです。
最近は、訳もわからず大騒ぎしている様子を見る度に、このように感じることが多くなりました。
まとめ
クリスマスリースは見た目よりは簡単に手作り出来ます。
まずは、簡単な物から手始めに作ってみてはいかがですか。
門松と違いクリスマスリースは、毎年買い換える必要はありません。
生花などで作ってない場合は、クリスマスが終わったら綺麗に片付けて来年に備えます。
毎年少しずつアレンジしていくのもいいでしょう。