
人が生活していく中で、お歳暮を贈るようになるのはいつ頃からでしょうか?
卒業や就職や結婚や転勤や引越しなどが始まりになる事があります。
そのようなキッカケでお歳暮を贈るようになった場合に毎年送りますか?
それともその時1回だけですか?これが後々結構大事な分かれ目になったりします。
一端お歳暮から離れて考えてみます。
近所付き合いや属しているコミュニティで誰かが何処何処へ行ってきたからと言ってお土産を買ってきて持ってこられたとします。
一般的な対応としてはすぐに(又は近いうちに)何かの軽いお返しをするか、自分が何処かへ行った時にお土産を買ってきて持っていくでしょう。
この最初の対応の仕方で習慣になるか、単発の出来事で終わるかが決まっていくと思います。
お土産を持っていった場合にはエンドレスになる傾向になります。
自分自身の信条であるシンプルライフにはまずあり得ません。
貰いっぱなしで終わることは流石にありませんが、何かの軽いお返しの方を選択します。
(誤解を受ける可能性があるので付け加えておきますが)
決してお土産を買う行為を否定している訳ではありませんし、お土産を買うことはあります。
ここでお土産を買う人に質問があります。
1 旅行でお土産を買うことが義務や目的になりませんか?
2 旅行中常にお土産の事が頭から離れず心から楽しめないことはありませんか?
3 お土産を渡すという事は何処に行って来たか相手に分かりますが気になりませんか?
4 旅行することを隠さずに行けるので防犯上安心ですか?
5 旅行に行くときに人目を気にすることなく出掛けられますか?
1番2番3番が【いいえ】4番5番が【はい】の人は全く問題がありません。
そのままの生活スタイルを楽しんで下さい。自分自身のスタイルですと4番が多少引っ掛かりますが、自己防衛でほとんどの部分は解決出来ていると思っています。
お歳暮をいつまで贈り続けるのですか?
冒頭の所で一端お歳暮から離れてお土産を例にして考えてみましたが、感が良い方はもうお分かりかもしれません。
お土産の例との違いは、お歳暮はこちらから始まっている点です。この場合は大きく分けると3パターンがあるでしょう。
- 何も返答がなかった。
- 先方からお礼の手紙や電話があった。
- 先方からお返しの品とお礼の手紙が送られてきた。
1番は通常ではあり得ませんし問題外です。次から贈るのをやめればいいだけだからです。
2番3番の場合には、続けるかやめるかの二者択一になります。
続ける場合には、お中元とお歳暮の両方を送るかお歳暮だけにするかの二者択一になります。
(お中元だけという選択肢は通常ではありません。)
ここで続けるを選択した人は、いつまで送り続けるのでしょうか?
贈られる相手の人と今も交流がある場合などは送り続けることでしょう。
その場合でもお互いにもうやりとりを止めようという話になれば止めることもあります。
基本的に、お歳暮を贈るのは義務や強制ではないので、投げやりな言い方をすると、
2番は贈る人の気持ち次第、3番は、贈る人とお返しする人の気持ち次第となります。
3番の場合には、両方とも贈る人になる場合も考えられます。
(年賀状を例にとると分かりやすいと思いますが、両者が同時期に送るという事です。)
人の気持ちが時として非常に厄介なものになってきます。
お歳暮のやりとりをやめたいですか?止めるにはどうすればいいですか?
勿論この先ずっと送り続けるたいと思われていれば何の問題もありません。
冒頭の質問の答えで1番2番3番が【いいえ】4番5番が【はい】のタイプの人でしょう。
(そのような人はこのブログを読むことはないとは思いますが)
では、お歳暮のやりとりをやめたいと思われている要因は何でしょうか?
昔は付き合いが頻繁にあったが、最近は疎遠になった。
昔お世話になった人だけれども、最近は疎遠になった。
本当に心からの贈り合いなのか疑問がある。
相手は本当に喜んでいるのか。
無駄な物をお送りしているのではないか。
こちらが贈ることで、逆に相手の負担なっているのではないか。
相手からのお返しが、無駄な買い物ではないか。
相手からの反応が、通り一遍のような感じである。
こちらが送る時に、贈り物に本来の気持ちが入っているのか。
お歳暮のやりとりに疲れてしまった。
ここにテキストを入力
以上の中に、答えはあるのではないでしょうか。その場合には、お歳暮のやりとりをやめる方向で考えていった方がいいでしょう。
以下は、お歳暮のやりとりを止める為の一般的な方法です。
今回のお歳暮に、【季節のご挨拶に代えて】と添えて、その後は年賀状や暑中見舞いのハガキを送るようにする。
(その後のお中元とお歳暮から止める。)
お歳暮を贈る際にお礼状の文面を添えて、【いつも結構なお返しを頂き有難うございます。これからはどうぞお気遣いなくお願い致します。】というような、気軽なお付き合いにしたいという意志を相手方に伝える。
(お互い同時に止めるように流れを持っていくようにする。)
お中元やお歳を贈るではなく、旅行の時にお土産を送るというような不定期の贈り物に切り替えて徐々に回数を減らしていく。
お歳暮をやめるタイミングは?
お歳暮をこちらから出した場合に相手からお返しがなかったら、(今まではお返しがあった場合は特に)もうお気遣いなくというサインの可能性があります。
相手から【今後はもうお気遣いなさらなくて結構です】というような内容の返信がきた場合も、相手からの明確な意思表示です。
相手からこちらがお贈りした2倍に相当するお返し同送されている場合は、それ以上の(お歳暮をやめたいという)明確な意思表示です。
電話でのお礼の言葉の端箸に【これからはお気遣いなく】といった表現がされていた場合もやめるタイミングです。
せっかくお相手が提案して下さっているのですから、このタイミングでお中元とお歳暮のやり取りをひとまず終了したら良いと思います。
お中元やお歳を贈るではなく、旅行の時など本当に贈りたい時にお土産を送るというやり方もありかもしれません。
先方も突然のお土産というサプライズに喜び、旅先で自分を思い出してくれた事を嬉しく思われるに違いありません。
まとめ
本当に、相手への心からの感謝の気持ちでお中元やお歳暮を長年お贈りし続けている。
相手も毎年送られてくるのを期待していて嬉しく思っている。
お礼の言葉も具体性があり、心からのものである。
上記のような場合は、無条件に贈り続けてもいいと思えます。
それ以外の場合は、お互いの阿吽の呼吸で贈り合うのを止めてみてもいいと思えます。
いずれの場合もお互いの気持ち次第です。
本当に贈りたいと思った時に旅先で(異国などで)お土産を買って送ってみるのも一案です。