
お歳暮をお世話になった人に贈ろうとすると考えれば考える程迷ってしまいませんか?
重要な相手の場合には更に迷いが増幅してしまいます。
当たり前のといえば当たり前ですが、そもそも重要でない人にはお歳暮など送る必要はなく
結局のところ全ての人に対して迷ってしまう事になります。
但し、先方の好みが明白で毎年贈っている物を非常に気に入っている場合は除きます。
逆説的に言えば、最も理想的なのは上記の事がすべての人に対して出来ていれば、毎年何の苦労もなく(お金以外は)お歳暮を送ることができます。
お歳暮やお中元に対しては安易な判断で1度贈ってしまいますと、後々取り返しがつかなくなるかもしれません。
というのは、1回贈ってしまいますと今度は止めるタイミングが余程のことがないとありません。特にお中元は注意して下さい。(ちょっと脱線しましたが)
例えば、年に1回のみの場合は一般的にはお歳暮になります。
お中元を贈った場合は自動的に年に2回贈ることになります。
そして、両方とも贈る場合にはお歳暮の方が値段を少し高めの物を贈る傾向があります。
(ですから、お中元に高価な物を贈ってしまうとお歳暮はもっと高価になってしまいます。)
お歳暮を贈る時期は?
一般的にはお歳暮を贈る時期としては12月上旬〜12月20日頃ですが、地域によっては多少違うようです。
関東は12月1日からで関西は12月10日からと言われています。
(理由は詳しくはわかりませんが、始まりだけが違います。)
例外的には、お正月用の生鮮食料品を贈る場合などはちょっと遅めに贈るのが先方様に好都合です。(但し、初めて送る場合には先方が買われる前には到着しないと同じような商品を既に購入されている可能性もあります。)
毎年同じ生鮮食料品を贈っている場合は、先方が待って下さっている場合も多く見られます。
むしろ年末のギリギリ位でもいいかもしれません。
お歳暮を選ぶポイントは?
先ずは一般的な意見を書いてみます。
1.毎年同じ物を送らないようにする。
2.毎年同じ物を送るようにする。
3.日持ちがする消耗品を贈る。
4.万一使わないタイプの物でも他の人に譲りやすいから洗剤をおくります。
5.贈り先の家族の内訳が分かっている場合は、全員で食べられる物にする。
6.成人夫婦だけの家庭で共にお酒を飲まれる場合にはお酒を贈っています。
7.お酒を選ぶポイントは好みの種類で珍しい物があれば入った方にする。
1番と2番は全く正反対の事を言っています。同じ人の意見ではないかもしれません。
しかし、自分も同じ意見です。相手によってはどちらも正解になります。
1番に該当する場合。
昨年贈った物が気に入られていない又は他の人と重なった場合には有効です。
他には毎年何も考えずに儀礼的に贈ってきているという印象を与えるかもしれません。
2番に該当する場合。
最初の所に赤い字で書きましたように毎年贈っている物を非常に満足されている場合には変更すると逆に怒られたりもします。
「今年も頂けるものだとわざわざ購入しないでいたのに。」
ここまで言われるようなると、本当に役に立っているのだと実感できますし嬉しく思います。
ではここまで来るにはどうしたらいいでしょうか。
贈る前にある程度相手の趣味や嗜好が分かっていればそれに合った物を贈ればいいです。
それでも、1年後には嗜好が変わることは有りますので注意深く常日頃からリサーチしておいてください。
例えば、糖質制限をしなければならなくなったのでビールを止めて焼酎を今は愛飲しているといったことが挙げられます。
相手の趣味や嗜好が分かっていない場合は、まずは当たり障りのない物を早目の時期に贈るのはどうでしょうか。
当たり障りのない物は、他の人と重なる可能性がありますが最初に届けてしまえば問題ありません。(後から送られてきた人には少し不機嫌になるかもしれませんが。)
もう一つは、自分が気に入っていて自信があり多分気に入っててもらえる可能性が高い物を思いっ切って贈ってみるのも決して悪くはありません。
基本的にはお歳暮を贈ってプラスになる事はあってもマイナスになる事は決してありません。
(例え意に沿わない物が贈られてきたとしても。)
その後の感想を聞く時には注意深く観察して下さい。
お礼だけで終わるのか使ったり食べたりした感想を笑顔でされるかで大体判断できる筈です。
通り一遍のもお礼だった場合は次回は変えてみた方がいいかもしれません。
お歳暮は何がいいかな?相手による?
先ずはここでも一般的な意見を書いてみます。
1.自分が欲しい物をを送ります。定番のハムかビールがおすすめです。
2.麺類(うどんやそばやパスタ)などもよく送ります。
3.どこの家でも使われる物で日持ちする物。
海苔や干し椎茸や醤油や食用油(サラダ油やごま油オリーブ油など)の中で、普段は買わないランクの商品を毎年変えながら贈っています。
4.子供のいる場合はゼリーなどのデザート系やジュース類。
5.焼き魚や煮魚を真空パックにした物。
6.洗濯用 や食器用の洗剤。
7.バスタオル やフェイスタオルなどの生活用品。
8.金券や商品券などの方が実用性があっていいと思います。
9.金券や商品券などは金額がハッキリ出てしまう為お勧め出来ません。
基本的には贈るサイドから見た場合には何を贈ってもOKです。
しかし、他の所で書いてありますが受け取る側は色々と言います。これは贅沢な言い分です。
しかしながら、上記の中では2番8番は個人的にはお勧めしておりません。
2番は(これは酒類でもい言えることですが)人によって嗜好が違う為に意に沿わない物を贈ってしまう危険性があります。(2番はお中元の場合にはここに素麺や冷麦も入ってきます。)
麺類の場合は何種類かセットになっていますので食べない物が入ってしまうのです。
8番9番の商品券については、一見相手想いのようですがやはり9番の理由と商品選びを回避したというイメージが自分自身には感じられてしまいます。
3番の中に書かれている普段は買わないランクの商品は大賛成です。
量は少なくても高級品を贈るという考え方は他との差別化の面から言ってもありです。
先方が小人数の家庭の場合や頂き物が多い家庭の場合には、特にお勧めです。
まとめ
一般的にお歳暮を贈る時期は、関東12月1日から関西12月10日からどちらも12月20日頃まで。
年に1回のみの場合は一般的にはお歳暮になります。
お中元を贈った場合は、お歳暮の方が値段を少し高めの物を贈る傾向に。
ある程度相手の趣味や嗜好が分かっていれば、それに合った物を贈るのがベスト。
分からない場合は、当たり障りのない物を人よりも早目の時期に贈ると良いでしょう。
そして、後日必ず家庭での評判や感想を探ってみることをオススメします。
相手が小人数や頂き物が多い家庭の場合には、量は少なくても高級品を贈ってみるのもあり。